L字型キッチンのメリットおよび注意点とは

2020/09/14

キッチンにはさまざまな型がありますが、その内L字型キッチンはキッチンとコンロが90度に向かい合うタイプのキッチンで、作業効率のよさがメリットです。

ただし、日本においてはI型キッチンが多く、I型キッチンからL字型キッチンへのリノベーションの際にはそのスペースの確保や、冷蔵庫、食器棚の配置に十分注意が必要です。

ここでは、L字型キッチンについてやそのメリット・デメリット、注意点についてお伝えします。

L字型キッチンの用途とは

L字型キッチンはコンロとシンクが90度で向かい合うタイプのキッチンで、その形状がアルファベットのLに見えることからL字型キッチンと呼ばれます。

L字型キッチンはコンロとシンクが向かい合って配置されていることから、コンロからシンクへの移動距離を少なくすることができます。

L字型キッチンには壁付けのものと対面式のものがあります。

基本的に、壁付けのものだとキッチンに必要なスペースを少なくすることができ、ダイニングやリビングを広く取れます。

一方、対面式だと壁付けと比べてダイニングやリビングを大きく取ることはできませんが、家族やママ友と会話を楽しみながら調理や皿洗いできます。

なお、L字型キッチンにもさまざまなものがあり、必ずしもコンロとシンクが90度になっていないものもあります。

L字型キッチンにはどのようなメリット・デメリットが存在するのでしょうか？

L字型キッチンではシンクとコンロの配置が近いレイアウトにしやすく、コンロで使った調理器具を1歩でシンクに持っていく事ができるなど、作業効率がよいです。

キッチンに立つのは毎日のことなので、少しでも調理にかかる負担を少なくすることは大切なことでしょう。

L字型キッチンはその形から、シンクとコンロそれぞれに調理する人が立っても場所を確保しやすいため、複数人で調理するのに適しています。

家族で一緒に料理をする機会の多いご家庭などにおすすめです。

L字型キッチンはキッチンに据え付けられた収納の量が他の型のキッチンに比べて多くなっています。

最近のキッチンはメーカーの工夫により収納量が増えてきているとはいえ、さらにその収納量が増えて困ることはないでしょう。

キッチンから直接食器や調理器具を取り出すことができれば、それだけ効率よく調理することにもつながります。

L字型キッチンはコーナー部分がデッドスペースになりやすいというデメリットがあります。

特に、コーナー部分の収納に関しては垂直に引き出すタイプだと他の引き出しと干渉してしまうことから、斜めに引き出すようになっていることがあります。

ですが、斜めに引き出すタイプだと使いづらい収納となってしまいがちです。

いずれにせよ、L字型キッチンにはさまざまなタイプがありますが、このコーナー部分について有効活用できるよう事前によく確認しておきましょう。

L字型キッチンはコーナー部分も含めてサイズが大きいため、シンプルなI型キッチンと比べると高価格のものが多いです。

I型キッチンなど他のキッチンと比較した上でメリットを感じられる時にL字型キッチンを選ぶとよいでしょう。

L字型キッチンを導入する際にはどのような点に注意するとよいのでしょうか？

リノベーションの際、I型キッチンなど他の型のキッチンからL字型キッチンにする時はLの短い方の奥行きを確保できる必要があります。

壁側に窓やインターフォン、照明のスイッチなどがある時は、それらの位置を移動できるかどうかも含めて検討しましょう。

キッチンの配置では、冷蔵庫とシンク、コンロへの移動がスムーズに出来ることが大切です。

ですが、他の型のキッチンからL字型キッチンにリノベーションする際には、冷蔵庫の配置について十分に注意が必要です。

キッチンの背面や横には食器棚も配置しなければならず、さらにその横に冷蔵庫を配置することになる場合にはシンクやコンロから冷蔵庫が遠くなってしまうことがあります。

最初から、冷蔵庫の配置と食器棚の配置をよく検討した上でL型キッチンのサイズを選ぶとよいでしょう。

L字型キッチンは日本ではI字型ほど一般的ではありませんが、その調理のしやすさや作業効率のよさから人気の高いキッチンです。

L字型キッチンへのリノベーションでは、I型キッチンからの変更となることが多いですが、その際はスペースの確保や冷蔵庫、食器棚の配置に注意しましょう。

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