インナーバルコニーのメリットおよび注意点とは
インナーバルコニーは簡単に言うと、屋根のついた、広いスペースを確保したバルコニーです。
そのため、庭として活用したり、お部屋のように使ったりとさまざまな使い方ができます。
ここでは、そうしたインナーバルコニーの用途やメリットについてお伝えするとともに、デメリットや注意点も合わせてお伝えしたいと思います。
インナーバルコニーの用途とは
ここでは、インナーバルコニーの用途についてお伝えしていきたいと思います。
そもそもインナーバルコニーとはどのようなものを指すのでしょうか。
そもそもインナーバルコニーってどんなの?
インナーバルコニーは簡単に言うと屋根のついたバルコニーのことを指します。
屋根のついたバルコニーと言うと、ベランダを思い浮かべる方もいらっしゃるでしょう。
インナーバルコニーとベランダの違いは、インナーバルコニーは建物の一部が屋外となった屋根付きのスペースであること。
そして、ベランダは建物の外に張り出した屋根付きのスペースだということが出来ます。
名称 | 屋根 | 場所 |
---|---|---|
バルコニー | 屋根なし | 建物の外に張り出す |
ベランダ | 屋根あり | 建物の外に張り出す |
インナーバルコニー | 屋根あり | 建物の一部が屋外となったもの |
洗濯物や布団を干すスペースとして
インナーバルコニーは、通常のバルコニーやベランダと同じく、洗濯物や布団を干すスペースとして活用できます。
インナースペースは広く屋根を取れるため雨を防ぎやすく、室内干しのような感覚で利用できます。
ただし、完全な屋外ではないため強風や、風により雨が吹き込む点には注意が必要です。
バーベキューを楽しむこともできる
インナーバルコニーは通常のベランダやバルコニーと比べて比較的広くスペースを確保されています。
そのため、テーブルや椅子を設置して読書したり、家族や友人と集まってバーベキューを楽しんだりすることができます。
インナーバルコニーのメリット・デメリット比較
インナーバルコニーにはどのようなメリット、デメリットが存在するのでしょうか。
インナーバルコニーのメリット1・庭のように使える
インナーバルコニーは比較的大きなスペースを確保して設置することが多く、家の中にある感覚でありながら、庭のように使うことができます。
特に、都心で土地をあまり大きくできない場合の3階部分の一部として使うなどすると、家の中に庭があるようなスペースとすることができます。
インナーバルコニーのメリット2・部屋のように使える
インナーバルコニーは一般的に部屋と同じくらいのスペースを確保して設置され屋根があります。
そのため、テーブルや椅子などを置けば、読書やお酒を楽しむことができます。
インナーバルコニーのメリット3・2階リビングとの相性がよい
1階部分にリビングを置くと十分な採光が確保できない土地の場合や、ビルドインガレージのある家の場合、2階にリビングを配置することがあります。
インナーバルコニーはこの2階リビングとの相性がよいです。
リビングの近くにインナーバルコニーがあれば、リビング自体が広く開放感のあるスペースとなります。
また、リビングからすぐインナーバルコニーに出られるため、庭に出るような感覚でインナーバルコニーを活用できます。
インナーバルコニーのデメリット1・施工費用が高い
インナーバルコニーのデメリットとしては、施工費用が高いことがまず挙げられます。
その理由は、インナーバルコニーの下に敷く断熱材とインナーバルコニーの上に施工する屋根と、それを囲う外壁が必要だからです。
インナーバルコニーのデメリット2・固定資産税がかかる
インナーバルコニーは部屋ではありませんが、多くの場合、延床面積に含まれてしまい、延床面積に含まれると固定資産税がかかります。
インナーバルコニーを設置・導入する際の注意点
インナーバルコニーを設置・導入する際には以下の点に注意しましょう。
部屋が暗くなることがある
インナーバルコニーは屋根があるため、インナーバルコニーと面した部屋は暗くなってしまうことがあります。
インナーバルコニーと面する部屋は、他の窓から採光できるよう工夫するか、天窓を設けることで採光するなどするとよいでしょう。
間取りに制約が生じる
インナーバルコニーには屋根を設けるため、その屋根を支えるために壁や柱が必要となるなど、間取りに制約が生じてしまいます。
どうしても壁や柱が配置できない場合には、他の部分の柱や壁を強いものに変えたりする必要が生じます。
そうなると建築費用が高くなってしないます。
まとめ
インナーバルコニーの概要やメリット・デメリット、注意点についてお伝えしました。
インナーバルコニーは通常のバルコニーやベランダと比べお部屋として使えたり、庭として使えたりできます。
その一方、施工費用が高くなったり、間取りに制約が生じたりといったデメリットもあります。
そうしたメリット、デメリットをよく比較した上で採用するかどうか決めるとよいでしょう。
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