レトロモダンのメリットおよび注意点とは
レトロモダンとは、デザインの種類の一つで、次のような意味があります。
- 昔懐かしい雰囲気であり、現代の要素も取り入れたデザイン
- あえて古いアイテムを残し、懐かしさを感じられる現代デザイン
つまり、古いものと新しいもののいいとこ取りをしたようなデザインだと言えるでしょう。
小物や家具を含むインテリアとして人気で、住宅だけでなくカフェやレストランでも多く取り入れられています。
ここでは、リノベーションにおけるレトロモダンのメリット・デメリット・注意点をお伝えしていきます。
レトロモダンの用途とは
住宅において、レトロモダンは以下のような用途で用いられることが多いです。
- 建材や内装にレトロモダンを取り入れる
- 家具にレトロモダンを取り入れる
- 古い柱や建具を残す
それぞれ、詳しく見てみましょう。
建材や内装にレトロモダンを取り入れる
例えば、無垢材を用いた床や壁がこちらに該当します。
昔からある木を使って、暖かみのある自然な雰囲気にすることによってどこか懐かしいイメージの内観に仕上げることができます。
家具にレトロモダンを取り入れる
レトロな家具を置くだけで、まるで昔のカフェのような、古民家のような雰囲気に仕上げることができます。
家具屋さんを巡ってレトロなアイテムを探すのも楽しめることでしょう。
家具だけでも十分にレトロな雰囲気が出ますが、内装や建材をレトロモダンにするとより本格的な仕上げを実現できます。
古い建具や柱を残す
リノベーションをする際に、あえて古くて使える部分を残すのも一つの方法です。
建具や柱などの素材が出る部分をあえて残すことで、新しい部分と古い部分とが融合し、レトロモダンな雰囲気を作ることができます。
レトロモダンのメリット・デメリット比較
レトロモダンを取り入れる上でのメリットおよびデメリットを比較していきます。
レトロモダンのメリット1:温かい雰囲気で落ち着く
どことなく懐かしい、昭和の良さが漂うレトロ感はなぜか落ち着く、という方も少なくないでしょう。
せっかくのマイホーム、一番落ち着ける空間にすることで日々の生活をゆとりをもって遅れるのではないでしょうか。
レトロモダンのメリット2:個性が出せる
全てを最新の設備でそろえるよりも、自分好みの古き良きものを使うことで自分らしさを取り入れることができます。
古くてもこだわりが詰まった家具や素材を使うことで、自分にとって満足度の高い住宅が出来ることでしょう。
レトロモダンのメリット3:古い部分を残すことでコストが抑えられる
レトロモダンは上手に組み合わせることで、リノベーションのコストを抑えられる場合があります。
あえて古い部分を再利用したり、解体せずに取っておいたりすることで、その分の費用を浮かせることができます。
住宅の工事では大量の廃棄物が出てしまいます。
使えるものを使って、あえてオシャレに楽しむのは環境にもお財布にも優しくてオススメです。
レトロモダンのデメリット1:耐震性・断熱性の不安が予想される
建材や建具にレトロさを取り入れた場合、現代のものと比べると機能性は劣ってしまいます。
古民家風でオシャレですが、隙間風が吹いたり、室温の変化が大きくて気になったり、また耐震性も下がってしまうことがあります。
あえて古い住宅を購入してリノベーションする場合も、もともとの構造や基礎部分が弱っていると、家全体の強度や耐久性に不安が残ります。
レトロモダンのデメリット2:室内のイメージを変えにくい
住んでいて内装のイメージを変えたくなった時、レトロモダンから別のジャンルに変えにくいというデメリットがあります。
シンプルな家であれば、家具を変えるだけでもガラっと雰囲気が変わりますが、レトロモダンで一度統一すると、そこから別のイメージに変えるのは多額の費用が必要になるでしょう。
レトロモダンを設置・導入する際の注意点
以下で、レトロモダンを取り入れる際の注意点をお伝えします。
家具を集めだすとコストがかかる
家具や小物でレトロモダンを取り入れる場合、レトロな家具や小物は高価なものも多い為注意が必要です。
ヴィンテージ家具は一点物も多く、金額も大きな幅があります。予算に余裕を持って計画しましょう。
古い部分を残す場合構造上の問題をよく相談する
古い住宅やマンションをリノベーションしてレトロモダンを楽しむ場合は、残したい部分によって強度上安全かどうかをプロにしっかり見てもらいましょう。
見た目だけでレトロな部分を選んでしまうと、耐久性の観点から危険な場合もあります。
家具も、劣化していると安全に使用できない場合がありますし、衛生面にも注意が必要です。
まとめ
忙しい毎日、家での時間をゆったり落ち着いて過ごすためにレトロモダンの内装はオススメです。
家とは一日の始まりと終わりを過ごす場所なので、自分にとってもっともくつろげる空間にすることが大切です。
レトロモダンの取り入れ方もいろいろあるので、ご自分にあったやり方でレトロモダンを楽しみましょう。
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