北欧インテリアのメリットおよび注意点とは
IKEAの日本出店などもあり、「北欧インテリア」という言葉がブームとなってすでにかなりの年数が経っています。
今や北欧をメインとしたお店でなくとも、さまざまなところで北欧インテリアをテーマとした商品を見られるようになりました。
ところで、北欧インテリアについてどのような特徴を持つのか答えられる方は以外と少ないのではないでしょうか。
本記事では、北欧インテリアについてその特徴やメリット・デメリット、注意点などをお伝えしていきます。
北欧インテリアの用途とは
北欧インテリアの発祥の地はスウェーデンやデンマーク、フィンランド、ノルウェーなどヨーロッパの北に位置する国々です。
年間を通して寒冷な地域ですが、特に冬になると夜の時間が長く、室内で過ごす時間が長いです。
そこから家の中についてさまざまな工夫が凝らされていく中で生まれたのが北欧インテリアです。
北欧インテリアには、チェアやソファ、テーブル、収納家具、照明などさまざまなものがありますが、共通する特徴としては「シンプルでスタイリッシュ」といったものです。
お部屋全てを北欧インテリアで統一してもよいです。
ですが、ソファだけ、ダイニングテーブルだけといった取り入れ方でも充分そのスタイルを楽しむことができます。
北欧インテリアのメリット・デメリット比較
北欧インテリアをお部屋に取り入れるとどのようなメリットがあるのでしょうか。
北欧インテリアのメリット1:長く使うことができる
北欧家具は数十年など長く使うことを前提に作られているものが多いです。
デザインチェアやソファなどはヴインテージがつき、購入時の価格より数十年経ったものに高値がつけられることもあります。
また、北欧家具を購入する時はそうしたヴィンテージものを中古で購入し、一部を新しく張り替えて使っていくといったことも可能です。
北欧インテリアのメリット2:木の質感が日本の感覚にマッチする
北欧インテリアの基本は、木を使ったナチュラル感。
古来より木に囲まれて生活してきた日本人にとって、そうした北欧インテリアの特徴は受け入れやすく、また北欧家具に囲まれた生活ではリラックスして過ごすことができます。
北欧インテリアのメリット3:「北欧風」インテリアも多種多彩に
北欧インテリアの実現のためには本物の北欧家具を導入するのが一番ですが、やはり値が張るものが多いです。
一方で、日本で十数年前に起こった北欧インテリアブームのおかげで、今では普通の家具屋さんや雑貨屋さんでも北欧風家具を多く見かけるようになりました。
全て本物の北欧家具でそろえるのは無理でも、アクセントとしたい部分だけ本物を使い、他は北欧風家具を用いることで統一感を演出することが可能です。
北欧インテリアのデメリット1:価格が高い
長年使うことを目的としてこだわって作られていることもあり、そもそも価格が高いのに加え、そこに輸入費が重なって出費が大きくなってしまいます。
先述したように、一部に本物を取り入れ、他は北欧風家具を導入したり、もしくは北欧風でないインテリアとの組み合わせを楽しんだりするとよいでしょう。
北欧インテリアのデメリット2:配色のバランスが難しい
北欧インテリアを創り上げるコツの一つに、室内の配色バランスがあります。
ベースカラーに白やベージュといったナチュラルカラーを、そこにベースカラーの次に大きな面積を占めるアソートカラーをカーテン等で表現。
最後に緑などビビットカラーをアクセントとして加えるのがスタンダードな方法です。
ベースカラーは全体の7割程度を、アソートカラーは2割程度を、アクセントカラーは1割程度を占めるようにするとよいでしょう。
なお、配色のバランスについては、ベースカラーとなる壁紙を除いては、家具やカーテンなど全てを北欧家具で統一することで比較的簡単に実現することができます。
北欧インテリアを選ぶ際の注意点
北欧インテリアを選ぶ際にはどのような点に気を付けるとよいのでしょうか?
理想と費用のバランスを大切にしよう
北欧インテリアを手っ取り早く実現するには、部屋を北欧家具で統一するのが一番よいです。
が、チェアやテーブル、ソファ、収納家具、カーテンやカーペットなど、そのどれもに本物の北欧家具を採用していてはかなりの高額になってしまいます。
北欧インテリアは「シンプルでスタイリッシュ」や「ナチュラルテイスト」、「配色のバランス」を掴んでいれば、本物の北欧家具でなくとも実現は可能です。
「費用が安く住むなら、北欧風家具でも構わない」という方は「北欧インテリア」の写真をたくさん見て、上記3点を勉強しましょう。
まとめ
北欧インテリアは、寒く、また夜の長い北欧人が家の中での生活を快適にするために創り上げてきたスタイルです。
今では、日本を初め世界中多くの国でそのスタイルが愛されています。
現在では一般的な家具屋さんでも北欧風家具が多く揃えられており、それらでも充分北欧インテリアを実現可能です。
本記事を参考にご自分が理想とされる北欧インテリアを、無理のない予算感で実現するとよいでしょう。
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