空き家を売買する際に、高値で売るための方法とは?

空き家売却

2015年2月、「空き家対策特別措置法」という法律が施行されました。

空き家を放置して周囲に迷惑がかかる状態になってしまった場合、税金の優遇措置がなくなったり強制撤去されてその費用を請求されたりするという内容です。

空き家を何となく持ち続けていた人の中には、この法律施行をきっかけに売却を決意した人もいらっしゃるのではないでしょうか。

空き家といえども固定資産税などの維持費がかかるので、使っていないのなら早めに売却することをおすすめします。

ただし空き家を有利に売買するには、いくつかのコツがあります。

今回は、空き家を高値で売るための方法をご紹介していきましょう。
[adsense]

まずはその地域の過去の取引実績をチェック!

取引を有利に進めるためには、相手とやり取りできる情報を手に入れておくことが大切。

まずは空き家がある地域の、過去の取引実績を確認してみましょう。

国土交通省が提供している「土地総合情報システム」の中に、「不動産取引価格情報検索」という機能があります。

これを使えば、過去5年分の取引情報を四半期ごとに検索できます。

過去に売買された土地の所在地や最寄り駅からの距離、面積、坪単価、前面道路の幅員など、得られる情報はさまざまです。

自分の売ろうとしている土地に近い条件の土地を見つけ、坪単価を確認しておきましょう。

土地の相場を把握するには、地価公示価格や路線価に面積をかけて計算する方法もあります。

地価公示価格は、取引価格情報と同じく土地総合情報システムで検索してみましょう。路線価は実税価格の7~8割程度に設定されています。

条件によっては相場よりも安くなるので、変形地(旗竿地や三角地など)や日影、墓地の近くなどの土地であれば考慮しておきましょう。

業者ごとの査定を比較

取引実績や公示価格、路線価などによって相場を調べたら、次は不動産業者に依頼して査定を取ります。

査定価格は業者によって大きく異なるので、必ず複数の業者に査定を依頼して比較してください。

業者への査定依頼は、「一括査定サイト」を活用すると便利です。

一括査定では、まず土地の面積やエリア、地目、駅からの距離などの条件から価格を判断する「机上査定」を依頼します。

その結果で2~3社に絞り込み、実際に現地を確認して正確な査定を出す「訪問査定」を依頼しましょう。

相場よりも極端に高い査定額を出す業者ではなく、相場に近い査定額を出してくれる業者がおすすめです。

相場よりも安い業者に依頼すると、すぐに物件が売れるかもしれませんが損をしてしまいます。

相場よりも高い業者だと、逆に物件が長期間売れ残ったり、大幅な値引きを迫られたりするかもしれません。

査定を依頼する際のやり取りで、担当者が誠実で頼りになりそうな業者を選ぶことも大切です。

一括査定をおすすめする理由

一括査定サイトを活用すれば、空き家のあるエリアに対応して業者を自分で探す必要がありません。

土地の面積や位置などの情報も一度の入力ですむので、手間が省けるのがうれしいですね。

でも、実はそれ以上に大きなメリットが「複数の業者に査定を依頼していることが業者に伝わる」という点です。

業者相手の交渉が苦手な人でも、自分に不利な査定を出す業者を避けられます。

一社のみに依頼すると相場がわかりません。査定額に不満があっても「そんなものか」と納得してしまいがちです。

一括査定サイトで複数の業者を比較することで、相場が把握しやすくなり交渉も有利に運びます。

まとめ

空き家はリフォームして使用できるケースもあります。しかし劣化が進んでいると、解体して建替えることになります。

新たに住宅を建てる人にとっては、「古家付き土地」よりも「更地」のほうが購入しやすいかもしれません。

先に解体工事を行うべきかどうかは、不動産会社の担当者のアドバイスを参考に決めるとよいでしょう。

古家付き土地は、多くの場合解体工事代金相当の値引きを求められます。

その点を考慮して売り出し価格を決めてください。

解体工事業者も、一括見積もり比較サイトを利用して選ぶことをおすすめします。

特に「くらそうね解体(旧:解体工事の匠)」は、専門家が業者選びから施工完了までサポートしてくれるので安心です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました