空き家売却の際に、売り出し価格はどうやって決める?

空き家売却

所有する空き家を仲介売却で売る際、売り出し価格は売主が自分で決められます。

でも、高く売りたいからといって高額な値段をつけると、売れ残ってしまうことに。

その一方で、安くし過ぎると当然損をしてしまいます。

スムーズに売れるかどうかは、売り出し価格にかかっているといっても過言ではありません。

それではどのように売り出し価格を決めれば、スムーズに売却できるのでしょうか?

ご紹介していきます。

買ったときの値段にとらわれないで

空き家を売却する際は、購入したときの価格にとらわれないようにしましょう。

住宅は何百万円から何千万円もするものです。

住宅ローンを組み、何年もかけて支払ってきた住宅。

大幅に値下がりした価格で手放すとなると、がっかりする人もいるかもしれません。

しかし、日本では新築物件が偏重される傾向があります。

誰かが住んだ瞬間に中古物件になり、建物の価値は下がっていきます。

木造住宅の場合、購入して20年もすれば建物部分の価値はなくなるともいわれているのです。

さらに駅からの距離や周辺施設などの利便性によって、空き家の価値は変動します。

相場を前提に、冷静な目で価値を判断して売り出し価格を決定することが大切です。

まずは相場を把握しよう

一括査定サービスを活用

適正な売り出し価格をつけるには、周辺の相場を把握することが必要です。

そのため、まずは一括査定サイトのサービスを活用して複数の業者から「机上査定」を取りましょう。

机上査定とは、立地や敷地面積、築年数などのスペック情報による価値の算定です。

査定額が平均的で対応がよい業者に絞り込み、次のステップに進みましょう。

この時、単に査定額が高いという理由で業者を選んではいけません。

査定額で売主の機嫌を取り、売却依頼を取り付けようとする業者があるためです。

相場からかけ離れた売却額をつけても通常は売れないため、結局は価格を下げることになります。

訪問査定で依頼先を決定

机上査定ではスペック情報しか相手に伝えていないため、正確な査定額がわかりません。

2~3社に訪問査定を依頼し、実際の依頼先を決めます。

訪問査定とは、現地を訪れて建物の状態や日当たり、風通し、周辺環境などを総合的に判断してもらう査定の方法です。

より正確な査定額が把握でき、売り出し価格を決定する参考となります。

仲介契約をする不動産会社の決め手

売り出し価格や値引きのタイミングなどは、業界の知識がなければ適切な判断ができません。

こちらの売却方針を尊重しつつ的確なアドバイスをしてくれることが、不動産会社選びの決め手となります。

訪問査定を依頼した業者の中から、その際の対応などを見て選びましょう。

「とにかく早く売りたい人」「時間がかかっても高く売りたい人」では、売り出し価格や値下げ交渉への対応、広告宣伝の方法などが異なってきます。

そのため、こちらの意見を尊重してくれることが大切です。

最終的には仲介を依頼した業者からのアドバイスや査定額を参考に、相場に見合った売り出し価格を決定しましょう。

まとめ

空き家の売却は、人が居住している物件に比べてやや不利になるといわれています。

そんな中で売れ行きを左右するのは、パートナーとなる業者の選び方と売り出し価格です。

仲介業者は、大切な資産である不動産の売却の大切なパートナー。

こちらも誠実な対応を心がけ、ともに売却を成功させましょう。

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