空き家を買う際には、ホームインスペクションを行いましょう

空き家リノベーション・リフォーム

もし空き家を購入するのなら、契約前に「ホームインスペクション」を行いましょう。

「ホームインスペクション?」ちょっと耳慣れない言葉かもしれませんね。

でもこれは家を買うなら「知っていて絶対に損はない!」キーワードですから、ぜひ覚えておいてください。

それではホームインスペクションとそのメリットについてご紹介しましょう。

ホームインスペクションとは?

まずはじめに、ホームインスペクションの内容や目的、費用の目安をご説明したいと思います。

ホームインスペクションとは

「住宅診断」や「建物検査」ともよばれ、住宅のコンディションを専門の知識を有したホームインスペクターが三者的な立場から診断するものです。

ホームインスペクターは住宅の外周り、室内、床下、天井裏、各設備機器などをくまなくチェックし、

劣化状態や不具合箇所の有無とその原因、改修の要否やその時期とおおよその費用などを判断して依頼者にアドバイスします。

診断は主に目視でおこなわれますが、要望に応じてファイバースコープやサーモグラフィーなどの専門機器を用いて調査することもあります。

日本ではまだ認知度が低いのですが、アメリカでは一般的にその重要性が認識されており、空き家市場において7割以上のひとが実施している検査です。

ホームインスペクターとは

「住宅診断士」ともよばれ、住宅構造や施工技術などの専門知識を有し、実際に住宅のチェックをおこない、現状とその対応方法について適切なアドバイスを行うことが出来る専門家です。

現在のところホームインスペクションに特化した国家資格はありませんので、建築士や民間資格を有したひとがホームインスペクターとして診断業務を行っています。

多くは専門業者や設計事務所、不動産関連企業に所属または委託されています。

民間資格としては以下のようなものがあります。

  • NPO法人日本インスペクターズ協会(JSHI)公認ホームインスペクター
  • 一般社団法人既存住宅インスペクター教育研究会の既存住宅インスペクター
  • 一般社団法人住宅長期支援センターの住宅メンテナンス診断士

ホームインスペクションの目的とは

主に空き家売買契約後の不具合発覚によるトラブル回避が目的です。

ホームインスペクションにより事前に物件のコンディションを把握することで、安心して売買が行えるようにします。

また住まいを長持ちさせるために、適切なメンテナンスがおこなえるよう、不具合を早めに見つける目的でも利用されます。

ホームインスペクションの費用や所要時間

ホームインスペクションの相場は、基本的な調査で5~7万円程、専門機器を使用しての詳細な調査は9~14万円程です。

所要時間は木造一戸建で4~5時間程度、マンション一部屋で2~3時間程度です。

ホームインスペクションのメリットをまとめました

では、空き家を買う際にホームインスペクションを行うと、どんな良いことがあるのでしょうか?

主なメリットを順にご説明します。

売買契約前に物件の状態を把握することができます

もし契約前に不具合が発見できれば、売主に修理を依頼したり、それを理由に値引き交渉を行うことができます。

また不具合の度合いがおおきすぎると感じるのであれば、契約をしないという選択も可能です。

第三者の診断であることで、売主と買主の関係を良好に保つことができます

どちらか一方に肩入れした診断では信憑性にかけるとして、信頼関係が保てなくなる危険があります。

物件の状況を理解した上で購入することができます

理解して購入することで、売主との「瑕疵担保責任」に関連するトラブルのリスクを減らすことができます。

「瑕疵担保責任」とは、物件に隠れた瑕疵(不具合)があった場合に売主が買主に対して、その修理などの責任を負うことです。

これは買主があらかじめ知っていた不具合に関しては、売主に責任を問わないという決まりになっていますので、ホームインスペクションによって物件の状態が把握できていれば、瑕疵の線引きがしやすく買主売主双方にとってメリットとなります。

購入後の修理のスケジュールや予算がたてやすくなる

予め修理が必要なことやおおよその時期と費用がわかっているのなら、余裕をもって準備をすることができます。

それは、突然のトラブルにより、予期せぬ出費が発生するリスクを回避することにもなります。

つまり、ホームインスペクションは物件の品質を担保し、安心して売買契約を結ぶことを可能にするのです。

まとめ

このように空き家を買う際にホームインスペクションを行うことは、住宅を売買するうえでとても理にかなったことなのです。

しかし残念ながら日本ではまだ制度が整っておらず、統一基準ももうけられていないため、説得性に欠ける面があることは否めません。

ただし、すでに国レベルでホームインスペクション義務化が検討されていますので、統一基準が設けられる日も近いと思われます。

今後、ホームインスペクションが空き家市場活性化にひと役買うことは間違いないでしょう。

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