コンサバトリーのメリットおよび注意点とは
コンサバトリーはガーデニングの国イギリスで発展した、ガラス張りのガーデンルームです。
太陽の日差しをたくさん浴びる「サンルーム」としても人気が高いですね。
植物好きの方や、外気浴・日光浴好きの方にも人気があります。
ここでは、コンサバトリーのメリット・デメリット、注意点についてお伝えしていきたいと思います。
コンサバトリーの用途とは
コンサバトリーはフランス発祥、イギリスで発展したガーデンルームで、もともとはハーブや低木を栽培する場所として使われてきたそうです。
現代においてはサンルームのような使われ方が一般的でしょう。
南側のリビングに隣接したコンサバトリーからは、自然光が部屋の奥まで導かれます。
ガラス張りのコンサバトリーは、洗濯干しスペースとしても活用できます。
日当たりの良い場所に設置するので、最適な設備ですね。
また、コンサバトリーはその特徴的な外観から、建物全体の外観にも大きく影響します。
コンサバトリーのメリット・デメリット比較
以下で、コンサバトリーのメリット・デメリットについて考えていきましょう。
コンサバトリーのメリット1・雨が降っても洗濯が干せる
コンサバトリーはガラスで囲われ、太陽光を取り入れることができるため、洗濯を干す場所としても適しています。
換気扇や高窓を開けられれば、湿度調整も可能です。
施錠できるコンサバトリーだから、防犯上も安心です。
コンサバトリーのメリット2・家のインパクトポイントでオシャレ!
外観からも目立つコンサバトリーは家の外観のポイントとなります。
ガラスで囲まれたその佇まいは、オシャレでユニークな印象を与えてくれるでしょう。
外から見える状態なので、魅せる家具を置いてオシャレな家を演出することもできます。
緑の芝生と庭木とのマッチングも重要なポイントです。
コンサバトリーのメリット3・外気とのクッションで冷暖房効果UP!
コンサバトリーがあることで、リビング(居室)と外気が直接触れません。
コンサバトリーが外気とのクッションになってくれます。
特に冬の外気を遮断することで、暖房効率が格段にUPします。
朝起きた時も、身の凍るような寒さという感じではありません。
コンサバトリーのデメリット1・夏暑く、冬寒い空間
ガラス張りのコンサバトリーは夏場は暑くなってしまいます。
ガラスを通して直射日光が射し込むからですね。
一方で、冬場も寒い空間になります。
ガラスで囲われた構造物なので、外気の影響を受けやすいからです。
コンサバトリーのデメリット2・美しく保つメンテナンスに手がかかる
ガラスを多用しているコンサバトリーはメンテナンスが大変です。
側面の窓を拭くのや内側から天井ガラスを拭くのは問題ありません。
しかし、屋根部分のガラスを外から拭くのはとても大変です。
とはいえ、汚れがたまると見た目も悪くなってしまいます。
脚立や柄の長い掃除道具を使うなど、簡単に掃除できるよう道具を揃え、定期的に掃除していくことが大切です。
コンサバトリーのデメリット3・コストが高い
広さにもよりますが、4畳半~6畳位のスペースで60万~100万円かかります。
ホームセンターで比較しても一定の金額以下に下がらないですね。
通常の邸宅の坪単価よりは安いのですが、断熱材も無いコンサバトリーと考えると高額に感じます。
しかしながら、価格に見合った効果や美しさ、外観のインパクトはあります。
また、コンサバトリーは壁や屋根で覆われている構造物のため固定資産税の課税の対象ともなります。
コンサバトリーを設置・導入する際の注意点
コンサバトリーを導入する際に、どのような点に注意するとよいのでしょうか?
夏場の暑さ対策が課題
天井部分に開閉式のシェードを設けるだけでも日光を遮れます。
これで、夏場の直射日光は解決できます。
側面の窓ガラスを開閉式にして、ガラスは断熱や紫外線カット使用にしましょう。
熱が籠ってしまうので、扇風機を使用すれば暑さはだいぶ和らぎます。
周囲からの目を気にするなら目隠しで対応
コンサバトリーはガラス張りのお部屋ですので、中でなにをやっているかが丸見えの空間となります。
コンサバトリーに曇りガラスとはいきませんので、お庭(外構)に工夫が必要です。
- 視線を考えて庭木の配置を工夫する。
- 道路から見えてしまう面など気になる角度があればコンサバトリー内に植木を配置する。
コンサバトリー内で何をするのかを想定して、対策していくとよいでしょう。
まとめ
おしゃれな外観のコンサバトリーは、コストは高いものの、憧れをいだかせてくれる設備の一つではないでしょうか。
コンサバトリーをリビングに接して設置すると、一体となって開放的な空間にできたり、洗濯物を干せたりするなどオシャレだけでなく便利な面もあります。
夏の暑さや冬の寒さはありますが、対策は可能なのでコンサバトリーの導入を検討されている方は本記事を参考にしていただけたらと思います。
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