古民家リノベーションのメリット・デメリットと気をつけるポイント
築70年以上経っている古民家。
その魅力を活かしたリノベーションを行いたいという人が最近増えています。
では、古民家リノベーションのメリット・デメリットや気をつけるポイントはご存知ですか?
ここでは古民家リノベーションの注意点をまとめました。
ぜひご覧ください。
古民家リノベーションのメリット・デメリット
それではまず、リノベーションに古民家を選ぶメリットとデメリットから見ていきましょう。
メリット
古民家の一番のメリットは、古材をつかえることです。
古材とは築70年以上の古民家で使われている良質な木材のことです。
この長い年月の間に刻まれてきた味わいある木材を使うことで、新しい木材を使うだけでは出せない味わいを出すことができるのです。
また、木材というのは年数が経つほど硬さが増していきます。
よって古材を使うことで堅牢な家を作ることができるのです。
デメリット
古民家を使うデメリットは、断熱性が低いことです。
古民家は冷房施設のない時代に作られたものなので、夏の暑さをいかに快適に過ごすかが焦点となっています。
そのため、天井を高くしたりして建物全体の風通りを良くしています。
つまりそれは暖房が効きにくいということの裏返しでもあります。
よって、古民家リノベーションをする際は断熱性をいかに高めるかがポイントとなってきます。
以上のようなメリット・デメリットを持っている古民家。
では、そんな古民家のリノベーションをする際に気をつけるべきポイントを次は見ていきましょう。
古民家リノベーションで気をつけるポイント
古民家のリノベーションをする際に、気をつけるべきポイントは以下の3つです。
1.耐震性を高める
まず最初に確認すべき点は、その物件の耐震性です。
古民家の場合年月が経っている関係で、柱が湿気で腐っていたりシロアリに喰われている事も考えられます。
その影響で地震に耐えられない状況になっていないかを確認する必要があります。
しかし、その古民家がどのように自身の力を逃がす造りになっているか知らない状態で補強するのは危険です。
そこに関しては、古民家に詳しい専門の方にアドバイスを貰いながら進めていきましょう。
2.断熱性を高める
先程のデメリットでも上げたように、古民家の多くは建物の中の空気が流れやすい造りになっています。
よって、夏は涼しいのですが冬はとてつもなく寒いということになります。
これを防ぐためにしっかりと断熱性を高め、暖かい空気が逃げないようにしましょう。
3.貴重な古材を活かしたリノベーションにする
最後は古民家ならではの点です。
先ほども挙げたように、古民家では古材という貴重な木材を使ってリノベーションを行うことができます。
よって、これらを殺すようなデザインにするのではなく、梁や柱の味わいを活かせるリノベーションを行いましょう。
そうすることで、家を訪れてくれた人が同じように古民家に興味を持ち、貴重な古材が再利用される機会が増えることでしょう。
このように様々な楽しみがある古民家リノベーションですが、果たしてDIYで行うことはできるのでしょうか?
古民家リノベーションはDIYでできる?
古民家のリノベーションに関しては、DIYはおすすめできません。
理由は2つあります。
1つ目は、古材の価値判断が素人では難しいからです。
古民家の中には、今後日本では絶対に作れないという価値の高い古材が眠っている可能性が高いです。
それを知らずに廃棄してしまうのは避けるべきです。
2つ目は、上の耐震補強でも出てきているように「伝統構法」が使われているためです。
今の日本で幅広く使われている在来工法と違う方法で建てられているため、専門家の知識が必要となります。
このような点からDIYでのリノベーションはおすすめできません。
リノベーションをする際は、古民家に詳しい起業に依頼するようにしましょう。
まとめ
以上、古民家リノベーションのメリット・デメリットや気をつける点をまとめました。
古民家は今の作り方とは違う伝統構法で作られています。
よって、自分で判断することなく専門家の意見を聞いた上でリノベーションを行うようにしましょう。
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