グローバルベイス、猫と快適に暮らすリノベプラン「マイリノペット for ねこ」の提供を開始。
2023/08/04
グローバルベイス(東京都渋谷区)は、猫と人が快適に暮らすためのリノベーションプラン「マイリノペット for ねこ」の提供を開始した。
このプランは、オリジナルの設備や家具で、臭いや猫用品とインテリアのミスマッチなどの飼い主の悩みを解決。
そして、田園調布動物病院の田向健一院長とタッグを組むことで、猫の特性にも寄り添ったリノベーションを実現する。
猫のトイレと水飲み場を洗面台に
同プランで提供するオリジナル設備・家具は3つある。
1つ目は、オリジナル洗面台。これは猫を飼う人にとって大きな悩みである臭いの問題を解決する。
洗面台の下に猫用のトイレトレーを置くスペースを設け、専用の換気扇をつけた。
猫は専用の出入り口から自由に出入り可能。トイレトレーを取り出すとき以外はキャビネットの扉を閉めておくことができるので、外からトレーが見えることもない。
「あらかじめトイレスペースを設けていないと、リビングや廊下に置くことになってしまい臭いの原因となります。猫は隠れて用を足したい習性があり、猫用のトイレはドーム型が多く見た目もあまり良くない」と野田清隆常務取締役は語る。
さらに人が使用するシンクの隣には猫の水飲み用シンクを設置。
このシンクの蛇口からは常にポタポタと雫程度の水が出るようにできる。このようなシンクを設ける理由は猫の習性にある。
「猫は酸素を多く含んだ新鮮な水を飲もうとして蛇口から水を飲みたがります。そのため、キッチンなどでいたずらをしてしまうことも。新鮮な水をあげようとすると水を何回も変えるか、流しっぱなしにしなくてはならず、手間と水道料がかかってしまいます」と野田氏は語る。
また、猫は水を飲む際に周りに飛び散らしてしまうため、リビングなどに水飲み用の皿を置くと掃除が大変になる。専用のシンクがあることで掃除の手間も省くことができる。
インテリアと猫のスペースを融合
2つ目は、猫が隠れるスペースを確保したオリジナルソファー。
「猫は犬のように人懐っこくないので、来客の際などにすっぽり体が隠れるような場所が必要。そのスペースを設けていないと、棚や押し入れなど入ってはいけないところにも入り込んでしまいます」(野田氏)
3つ目は、家具と一体化したキャットスペース。
猫にとって縦移動は欠かすことができないが、後から市販のキャットタワーを買うとかさばり、インテリアの雰囲気と合わないことも多い。
棚と一体化した猫の通り道を設けることで景観を崩さず、猫が通るスペースと人が物を置く場所を分けておくことで、花瓶や小物を倒されてしまう心配もない。
天井から30cmの部分にはすのこ状の通り道も設け、飼い主は下から見てどこに猫がいるかも把握できる。
「ペット可の物件を探すだけで労力を使ってしまい、どうやってペットと暮らすのかまで考えが及ばない方がほとんどです。住み始めてからこうすればよかったという気持ちが芽生えてくる。リノベーションする段階であれば、ペットが快適に暮らせる空間をつくることができます。こうすればペットと暮らしやすいとこちらから提案したい」と野田氏は語る。
壁は消臭効果があるだけでなく、猫が爪で引っかくのを好まない硬さであることから塗り壁を採用。
床は、水まわりにタイルを、それ以外の部屋には無垢の木を採用した。
これは、温度変化に敏感な猫がその時々に快適な場所を選んで過ごせるようにという配慮だ。間取りや収納計画、その他の仕様は飼い主の要望や猫の特性に合わせてオーダープランを作成する。
「通常のリノベーションが1000万円だとしたら、プラス50万~100万円ほどで実現可能」と野田氏。
猫以外のペットへの横展開も構想中だ。
※写真はこちらから引用
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