価値住宅、中古住宅×リノベのFC開始
価値住宅(東京都渋谷区)は、中古住宅仲介とリノベーションをワンストップで提供するネットワーク「リノベOne」を立ち上げ、7月に正式運用を開始した。
リノベOneの概要
リノベOneは、主に不動産会社の加盟を狙ったネットワーク。そのため、リフォームに不慣れな人でも提案しやすいように、中古住宅のリノベーション用に定額商品を用意している。
プランの具体的な内容は(1)キッチン、ユニットバス、トイレ、洗面台、洗濯パンといった水まわりの設備機器の交換、(2)全室のクロスの張替え、(3)フローリング工事、(4)建具の交換、(5)畳や襖の張替え。
デザインのテイストは落ち着いた色調の「RESIDENCIOUS」、ハード素材でまとめた「INDUSTRIAL」、北欧テイストの「NORTH FOREST」、木目調自然体の「NATURAL CONSCIOUS」の4つから選択が可能。商品価格はマンションで平米7万円、戸建てで平米6万円。
また、使用する建材をLIXILの商品で固めている点もポイントだ。建材のメーカーを絞ることで工事を進めやすくすることが狙い。
同社の試算では、首都圏の工事会社でも粗利19%を確保できるという結果が出た。
その他のメリットや費用
さらに、加盟店には「リノベOne」の仕様で施工する能力がある近隣の工事会社の紹介も行う。そのためリフォーム工事のノウハウや伝手がなくても安心して事業を始めることができる。
現在、1都3県と関西圏、九州をカバー。今後対応エリアの拡大を進める計画だ。
サービスの利用料金は入会金20万円、月額の会費2万円。加えてVRを活用したプレゼンのサポートを行うサービスもオプションで用意している。
「中古住宅仲介の際に、多くの不動産会社がリフォームをスルーしているのをもったいないと考え、今回のネットワークをつくりました。分かりやすい定額商品の存在は営業提案の良いフックになるはず」(高橋正典社長)
価値住宅について
同社は2016年に中古住宅売却専門のボランタリーチェーン「売却の窓口」をスタート。現在、50社超が加盟している。
同社では今回の「リノベOne」とのシナジー効果による相互拡大にも期待を寄せている。
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